分子栄養学

ビタミンAとプロビタミンA

更新日:

美肌と目の健康に欠かせないのがビタミンA。

6月から紫外線が強くなって行く季節です。
紫外線は肌に様々なダメージを与え、活性酸素生み出します。
それを除去する為に『抗酸化物質』を意識して摂取することが大切です。
肌のハリ、シワ予防に効果的です。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは、
ビタミンエース(ACE)とよばれ、特に抗酸化力に優れています。
また別々に摂るよりも、まとめて摂取することで相乗効果が期待できます。

ビタミンAは植物性より動物性の方が吸収率が高いので、卵黄やレバー、グラスフェッドバター、ギーなど動物性も意識して摂る事をオススメします。

野菜(植物性)からのビタミンAは症状の改善となると難しいです。

しかし、肉魚とともに野菜を摂る事で吸収率も上がるほか、野菜には様々な効能も期待できるのでセットで摂ることをオススメします。

ビタミンAが不足すると、皮膚だけではなく目トラブルや、婦人科系疾患も起こりやすくなります。

サプリメントで摂るならレチノールと書いてあるのがおすすめ。
また、レチノールがしっかり働くには亜鉛が必要になるのでビタミンAの不足の症状を感じたら亜鉛も意識してみてくださいね!

もう少し詳しく知りたい方は下記のさとまりnoteをチェック❣️

-さとまりnote-
◆ビタミンAの重要な働き
・抗ウイルス
・甲状腺疾患に有効
・炎症緩和
・コレステロール生成
・神経の成長
・胆汁酸の生成
・ビタミンD、k2受容体に必要
・テストステロン抑制

◆ビタミンAが不足すると・・・
口腔の症状(口臭、虫歯、歯周病、口内炎、口角炎、口腔癌、口唇乾燥亀裂、エナミル質欠損、歯牙形成異常)
目の症状(視力低下、ドライアイ、夜盲症)
皮膚の症状(角化症)
婦人科疾患(生理痛、PMS、月経過多)
貧血
白髪・抜け毛
胎児の形成異常(妊婦)
クローン病

など様々な疾患、症状を起こす

◆ビタミンAとは
・レチノール、レチナール、レチノイン酸の総称
・動物性食品に多い(レバー、ウナギetc)

【変換】
レチノール(動物性食品)

※体内
レチナール(視覚機能、視力)

レチノイン(細胞増殖・分化、免疫細胞、癌抑制)

※体内で必要な時に必要な細胞に運ばれ変換していく
変換するには『亜鉛』が必要

◆プロビタミンAとは
・植物性食品(緑黄色野菜)
・αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチン

※これらは、プロビタミンAと呼ばれ、ビタミンAが足りない時に肝臓でビタミンAに変換される
・過剰摂取にはならない
・しかし、プロビタミンAの作用はビタミンAの作用と比べて1/12と言われている
・だから、動物性の摂取が少なかった昔の日本はビタミンA不足が多かった
※質の良い動物性は吸収も作用も優れていることを忘れないで欲しい

【質の良い胆汁分泌がビタミンAの吸収に重要】
レバー、グラスフェッドバター、ギー、卵黄に合わせて吸収を高めるために、野菜を組み合わせること。

【注意 甲状腺×サプリメント】
甲状腺疾患がある場合ビタミンAが必要になるが、
肝臓でプロビタミンA(βカロテン)からビタミンAを作ることができない
サプリメントでβカロテンを摂取してしまうと、体内で過剰になり、癌などのリスクが高まる
サプリメントはレチノールを摂取することがオススメ

-分子栄養学

Copyright© satomari blog , 2024 All Rights Reserved.